『おおかみこどもの雨と雪』は、映画『サマーウォーズ』の細田守監督が手掛けた初の小説を映像化した大ヒットアニメ映画です。 主人公・花がおおかみおとこと恋をして結婚し、その間に生まれた人間と狼の2つの顔をもつ、おおかみこどもの雨と雪を育てあげる までの13年間の軌軸を描いた作品です。
おおかみこどもの雨と雪 著:細田 守
子どもっていいなぁって助け合いっていいなぁって思った。
それぞれの選択した道の先が気になるなぁ\( ˆPˆ )/
続編とか出るのかな…#くまの読書日記 pic.twitter.com/4ZWfFDMHzw— Miho (@wanko_knight) 2018年10月21日
日本では2012年7月21日の公開から59日間で興行収入40億円を突破、オリジナルアニメとしては異例の大ヒットとなりました。 そんな同作、雨の最後や雪の最後にも注目があつまりました。
また、おおかみこともの雨と雪の雪役を演じた女優の黒木華さんが現在ブレイクしています。果たして、アニメの声優の実力はどうだったのでしょうか?皆の感想をまとめてみましたのでご紹介します。
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映画『おおかみこどもの雨と雪』のプロフィール
公開 | 2012年7月21日 |
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監督 | 細田守さん |
脚本 | 奥寺佐渡子さん・細田守さん |
配給 | 東宝 |
『おおかみこどもの雨と雪』の概要
映画『おおかみこどもの雨と雪』は、細田守監督による長編オリジナル作品第2作で、細田監督が初めて自ら脚本も手掛けた作品です。
アニメ海外翻訳アンテナ : 海外の反応「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」を手がけた細田守だけど質問ある? https://t.co/Q1XoiAdtkP pic.twitter.com/C1TwUdS3FG
— アニメ海外の反応翻訳 (@animeakaigai) 2018年10月23日
テーマは”親子”で、19歳の女の子が”おおかみおとこ”と出会い、その間に生まれた”おおかみこども”の姉弟が成長して自立するまでの13年間を描いた作品です。
監督・脚本の細田さんを始め、脚本には奥寺佐渡子さん、キャラクターデザインに貞本義行さんと、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』に関わってきたスタッフが製作を手がけました。 また、細田監督は、この作品を製作するために新たにスタジオ地図を立ち上げました。 全国381スクリーンで公開され、公開初日と翌日の2日間で興行収入3億6514万9000円、観客動員数27万6326人を記録、映画観客動員ランキングでは初登場第2位となりました。 日本での公開に続き2012年8月29日にはフランスでも公開されました。公開に先駆けて6月25日には、パリでワールドプレミアが行われ、「細田守アートワーク展」も開催されたほど。 フランスでは「ディズニーやピクサー作品とは一線を画すアニメーション映画だ」とも評価されて、フランスで公開される日本映画としては北野武さんの『アウトレイジ ビヨンド』や、『おくりびと』と並ぶ公開規模でした。 その後世界34の国と地域での公開も決定しました。
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登場人物と声優陣
花(声:宮崎あおいさん)本作の主人公。
少女時代
宮崎あおいちゃん
天使見つけた👼👼 pic.twitter.com/PQD6eq7ZVN— 天の邪鬼 (@8iJfHCpZNSgr3IY) 2018年10月23日
父子家庭に育つが、高校生の時に父親を亡くし天涯孤独の身となる。東京のはずれにある国立大学の社会学部社会学科に進学。 大学生の時に出会った「彼」(おおかみおとこ)に一目惚れし、彼の正体を知った後もその想いは変わらず、2人の「おおかみこども」雪と雨を産む。 「彼」の死後シングルマザーとなり、田舎へ引っ越し、2人の子供を育てる決意をする。花という名前は「花のように笑顔を絶やさない子に育って欲しい」という父親の願いをこめてつけられた名前であり、 そのことを聞いてからは辛いときでも笑っていようという信念を持ち続けている。 彼(声:大沢たかおさん) 雨と雪の父親。作中では「彼」と呼ばれ、本名は不明(運転免許証には名前が載っているが、ほぼ塗り潰しになっているため、氏名の確認は不可能)。 運転免許証記載の生年月日は昭和54年2月12日。街で運送ドライバーとして働く一方、花の大学に忍び込んで勉強していた。実は、ニホンオオカミの末裔。 花との間に2人の子供を授かるが、雨が生まれて間もないある雨の日に死亡する。遺体は近所の川で狼の姿で見つかり、そのまま処理されてしまった。 雪(声:黒木花さん・大野百花さん)
「来る」会見、同い歳の岡田准一に妻夫木聡「いまだに敬語なのが気になる」(写真15枚) #岡田准一 #黒木華 #小松菜奈 #妻夫木聡 #来る https://t.co/jJMgV0yBwq pic.twitter.com/5OQ6xTRevp
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2018年10月23日
↑黒木華さんは、映画「来る」で母親役の宮崎あおいさんの夫である岡田准一さんと共演されます。現在女優としても高い評価を受けていますが、声優面の評価も高く、今の仕事の成功に繋がっているのかもしれません。
「おおかみこども」で、雨の姉。本作品の語り部。名前は、雪の日に生まれたことから名付けられた。幼少のころはお転婆で活発な性格だったが、 小学校生活の中で、自分のような女子がいないことを知り、淑やかに振る舞うようになる。小学校での生活を通じ、人間として生きることを選ぶが、 それが原因で雨とは険悪になってしまう。小学校卒業後、中学の寮に入る。その他、写真には小学校の時の友達と映る写真やバドミントンを行う写真、 なんらかの署名や募金活動のようなことをしている写真がある。 雨(声:西井幸人さん・加部亜門さん) 「おおかみこども」で、雪の弟。名前は、雨の日に生まれたことから名付けられた。赤ん坊の頃は、夜泣きが絶えなかった。 ひ弱で内向的な性格だったが、ある日を境におおかみの本能に目覚めていき、人間として生きたい雪と対立し、彼女に嫌悪する様になる。 雨達が住む山一帯を治めるアカギツネを先生として慕う。先生の死後、役割を引き継ぐため、10歳の夏に一人、山へと入って行く。
雨 / おおかみこどもの雨と雪 https://t.co/0An1hQxizY pic.twitter.com/wuFkLyhz0D
— ショタキャラ紹介bot (@shota_chara_bot) 2018年10月23日
藤井草平(声:平岡拓真さん) 転校生の少年で、雪が人間として生きる決め手を作った人物。雪を獣臭いと言ったことから、雪に避けられるようになる。 その理由を雪に詰問した際に、動揺しておおかみになった雪に右耳を傷つけられる。雪がおおかみであることに気付いたが他の人間には伝えず、 怪我は「おおかみがやった」と説明して雪を庇った。後に、勇気を振り絞った雪から自分がおおかみだと打ち明けられるが、「最初から気づいてた」と、答えている。 母子家庭で育ったが、母の結婚・妊娠によって、疎外感を感じている様子。
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ストーリー
花とおおかみおとこは大学で出会います。 そこから仲良くなり、次第に恋に落ちて子供が生まれます。 楽しい生活を送っていたのですが、ある大雨の日に突然おおかみおとこは家に帰ってこなくなりました。 心配した花はおおかみおとこを探し回ると、死んだオオカミが回収されている様子を見かけます。 花を喜ばせるために狩りに行ったおおかみおとこは、大雨のせいでおぼれてしまったのです。 ここから花は一人で子育てをしていきます。
その後雨と雪は順調に育ち、二人とも小学生になります。 学校に馴染めかった雨は、森に通うようようになり、森の主と仲良くなります。 一方、雪は学校でなんとかやっていき、転校生の草平と仲良くなります。 ここで、「オオカミ」として生きたい雨と、「人間」として生きたい雪の間でズレが生まれます。 それからしばらくすると、嵐が訪れました。森の主に会いに行くために、雨は家を抜け出します。 花は雨を追いかけますが、崖から落ちて気絶します。 雨は花を安全な場所に連れて行き、「オオカミとして生きることを決め、別れを告げます。 一方雪は、嵐が来たとき学校にいたのですが、花が迎えに来なかったので、転校生の草平と一緒に学校に泊まります。 そこで、草平は雪に家庭の辛い経験を、雪は草平におおかみであることを伝えて、秘密を共有します。 雪は、信頼できる人間を見つけたので、「人間」として生きることを決めます。 その後、雨は森で生活を、雪は中学校の寮に入りました。そして花は、山の家で生活を続けていくのでした。
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雪の最後はどうなった?感想まとめ
映画のラストは、人間として生きる決心をした雪と、おおかみとして生きる決心をした雨がそれぞれ生きていく姿が描かれて終わります。 その最後は原作ではどうなったのか気になった人も多いでしょう。 原作を調べてみましたが、残念ながらその後の展開が描かれているわけではなく、観る人の想像に委ねられている感じでした。
「おおかみこどもの雨と雪」から
このシーンはヤバい😭#お前らガチ泣きしたシーン晒せよ pic.twitter.com/q9McYxd5ll
— アニメ図書館📺🕋 (@Anime_Libraries) 2018年10月15日
雨はおおかみとして生きることを自ら選んだので、父親のように人間と恋愛をして、、、という方向ではなく森の主のような存在になっていくのでは?と想像します。 一方雪のその後と言えば、草平とは結ばれたのか!?という点ですね。 それに関しても劇中で触れることはなく終わっていましたが、きっと母親である花と同じように理解のある草平と結婚して家庭を築いてほしい、と思いました。最後に、世間の感想を見てみましょう。 ・映画が始まって終わるまでに、何度涙を拭いただろう。母親の子供への愛、子供の母への想い、そして愛した人への永遠の心。 ・個人的には細田監督作品で一番好きです。母親の強さ、子供の成長、人々のやさしさにふれあえる良作です。 ・ハナが廃屋を一人で手直ししたときもさすがに無理があるなあとおもった。雪が草介に正体を明かすのも狼父のときと同じように「え?もう信用しちゃう?」と違和感。
・「しっかり生きて」その言葉に集約されてる。雪の成長雨の在り方母との関わりの上に成り立っていると感じる 。 ・せっかく、花が強い母親として成長していく過程、雪が少女として育っていく過程については丁寧に描いているのに、雨については疎かだったなと思います。 ・本当に素晴らしい作品でした。アニメや映画でめったに泣かない私が最後のシーンでは自然と涙が出ていました。やっぱり、細田守作品はどれも最高ですね。 ・特に音楽がいい。前二作はあまり印象に残らなかったが今作では見事にマッチしていて、より映画に味を出している。エンディングテーマは少し狙いすぎ感があるが全体的に良い出来栄え。 と、賛否両論あるようですが、一人の女性が恋愛し、出産し、育て、巣立っていくのを見届ける。 ラストストーリーで花が言う『元気で、しっかり生きて』という言葉に母親として最大の願いが込められているように思いました。
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