短距離走のサニブラウン・ハキーム選手はなんと16歳です。この度、世界ユースで100m・200mの2冠という偉業を成し遂げました。200mでウサイン・ボルト選手が打ち立てた記録を抜いたことで一躍時の人となりました。その伸び率が半端ないことでも話題になっています。
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サニブラウン・ハキームさんのプロフィール
フルネーム | サニブラウン・アブデル・ハキーム |
---|---|
生年月日 | 1999年3月6日(16歳) |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県 |
居住地 | 東京都 |
身長 | 187㎝ |
体重 | 74㎏ |
高校 | 城西大付属城西高校 |
種目 | 短距離走 |
コーチ担当者 | 山村貴彦(元日本代表・シドニーオリンピック出場) |
サニブラウン・ハキームさんは日本人?陸上世界ユースで2冠の快挙!
高校2年生、16歳のサニブラウン・ハキームさん。
2015年7月、コロンビアでの陸上世界ユースに出場しました。
そしてなんと、100m、200mの2冠という偉業を成し遂げます。
男子200mでは、0.4メートルの向かい風の中、20秒34をマーク。
大会記録はウサイン・ボルト選手が2003年に出した20秒40です。
その記録を塗りかえ、一躍時の人となっています。
(ユースの記録としては、ウサイン・ボルト選手の20秒13に次ぐ歴代2位)
同時に2013年の桐生祥秀さんの“高校記録”20秒41も更新しています。
100mと200m、短距離での2冠は日本初の快挙です。
ちなみに、男子100mでも10秒28。
自己ベストにして大会新記録を出しての優勝となっています。
見た目と名前から日本人っぽくないですが、国籍も生まれも育ちも日本です。
サニブラウンさんの父がガーナ人で、母が日本人です。
小学校3年生から陸上を始めたそうで、それまではサッカーでFWでした。
実はお母様にはインターハイ出場経験がありました。
そのお母様に「団体競技に向いていない」と言われて、陸上に転向したようです。
出典:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2015/07/01/16_2/
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サニブラウン・ハキームさんの半端ない伸び率
サニブラウンさん、はじめは嫌々陸上をやっていたと言います。
中学でも速かったのですが、もっと速い子に負けていました。
でも悔しい思いをしたことから、陸上と真面目に向かい合いはじめたようです。
そしてその才能の片鱗をうかがわせたのは、2014年10月の国体でした。
中3と高1が出場する、少年B100mで、10秒45で優勝します。
20歳未満が出場する日本ジュニア200mでは、高校1年にして優勝を果たします。
サニブラウンさんは、そこからレースを楽しめるようになってきたそうです。
“好きこそものの上手なれ”ですね。
そうなると16歳、強い強い!
年次ベスト
2011年(中1) 100m・12秒50
2012年(中2) 100m・11秒65、200m・24秒00
2013年(中3) 100m・10秒88、200m・21秒85
2014年(高1) 100m・10秒45、200m・21秒09
2015年(高2) 100m・10秒28、200m・20秒34
このように、伸び率が半端ないことでも話題を呼んでいます。
アスリートは気持ちの持ち方もとても重要ですね。
出典:http://sportsmax.blog.so-net.ne.jp/2015-07-20-1
サニブラウン・ハキームさんの速さの秘訣は?
サニブラウンさんが急成長したのには、他にも理由がありました。
中学時代には身長が20㎝以上伸びていましたが、最近187㎝で止まったようです。
そのため、筋肉が追いついてきたのかもと説明しています。
浅田真央さんも成長過程ではバランスの崩れで苦労されていましたよね。
サニブラウンさんは187㎝と長身です。
背が高いと、一般的には“後半型”というイメージだそうです。
でもサニブラウンさんはスタートからすでに速い速い!
誰も寄せ付けることなく、力強くゴールします。
ご本人は“昨年に比べると200mは前半の走りが磨けてきたと思う。
でも、ラスト50mがきついので、そこを改善したい。
100mは加速に乗る地点が少し前になったと思います。
加速に乗れば戦えると思うので、その地点をもっと前にして2次加速、3次加速を磨いていきたい”
とコメントされているようです。
これからまだどれだけ速くなるのでしょうか!
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サニブラウン・ハキームさん、世界陸上、東京五輪も期待!
今年8月に開幕される、北京での世界陸上選手権。
6月29日に発表された代表選手の中には入っていませんでした。
けれど今回、参加標準記録20秒50を突破し、追加代表は確実と言われています。
そうなると、サニブラウンさんが日本史上最年少での代表入りとなります。
2020年の東京オリンピックでも強化選手「ダイヤモンドアスリート」に認定されています。
「ダイヤモンドアスリート」とは、日本陸上競技連盟が始めた認定制度の事です。
U19世代の若く才能を持った競技者の強化育成を目的としています。
今回は11名が選ばれています。
サニブラウンさん、これから増々磨かれていきますね!
ご本人も「五輪で金メダルを獲りたいし、世界記録も破りたい。僕はもっと大きなことを成し遂げたい。」と意欲にあふれています。
以前のインタビューを見ても、まだまだ自分は伸びると自信満々。
かなり肝が据わっていると感じました。
自信と度胸も勝つための大事な要素ですね。
まだまだこれからぐんぐん伸び続けていきそうです。
今後もどんな走りを見せてくれるのか、期待に胸がふくらみますね。
出典:http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/01/09/0007645061.shtml?ph=1
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