みなさん、こんにちは。
今回は世間を騒がしている「ゴーストライター事件」について
お伝えしようと思います。
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どうも情報が錯そうしており、
関係者双方の意見の食い違いがあったり
真偽が定かではない噂が蔓延していたりと、読者のみなさんも
「本当のところはどうなってるの?そもそもどういう事件なの?」
と気になっていることと思います。
そこで、簡単に事件の流れと、双方の意見を比較してみようと思います。
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1.『新潮45』に佐村河内守さんの全聾への疑惑が載る 2013年10月
①『新潮45』(新潮社発刊)11月号において、
“全聾であるはずの佐村河内さんの発語が健常者と
全く変わらぬ自然なものであったことに
疑問を呈したコメンテーターもいたし、
私もひょっとすると彼は聞こえているのではないかと感じもするのだが、
この件の憶測は禁物である”
作曲家である野口剛夫さんが記しました。
②新垣隆さんがこの記事掲載を機に、
「佐村河内さんのゴーストライターの仕事を辞めたい。」と
申し出ます。
③佐村河内さん、
「ゴーストライターの仕事を辞めるなら自分は自殺する。」と
自殺をほのめかし、
新垣さんに仕事の継続を強要制したそうです。
新垣さんが『週刊文春』(文藝春秋発刊)で事実を公表。
①2014年2月6日、
佐村河内さんのゴーストライター利用の事実を
新垣さんが語った記事が載りました。
しかし、事前に新垣さんは佐村河内さんに
その記事が公表されることを佐村河内さんに伝えていたらしく、
激しい追及を恐れた佐村河内さんは、発行前に
「代理人に曲を書いてもらった。
その作曲家は表に出辛い理由があるので名前は言えない。
96年ごろに耳が悪くなり、自分は書けない部分だけ作ってもらった」と
していました。
②新垣さん、佐村河内さんの発言は嘘だと発言。
「佐村河内さんは普通に会話が出来るし、自分では曲を書けない」と
語ります。
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新垣さん・佐村河内さんの記者会見
①『週刊文春』発刊と同じ2月6日に、新垣さんが記者会見を行いました。
②その記者会見を受けて、3月7日に佐村河内さんが記者会見を開いたのですが・・。
問題は、このときの両者の意見に矛盾が多く見受けられることです。表にしてみたのでご覧ください!
疑問 | 佐村河内さんは耳が聞こえるのか。 |
新垣さんの主張 | 普通に会話をしていたし、耳が聞こえていないと思ったことは1度もない。 また、作曲時は私が弾いたピアノの音を聞いて意見を出してもらっていた。 |
佐村河内さんの主張 | 全聾(音が全く聞こえない)ではないが、感音性難聴である。 障がい者手帳はもらっていないが、手話がないと意思疎通が出来ない。 新垣さんと打ち合わせをするときは、彼の唇の動きを読んでいた。声は聞こえなかった。 |
疑問 | 佐村河内さんは作曲できるのか |
新垣さんの主張 | できないです。譜面も書けないと思います。 |
佐村河内さんの主張 | 以前から作曲の仕事をしていたので、書くことは出来る。 |
疑問 | 報酬はいくらだったのか? |
新垣さんの主張 | 720万円です。18年間で20曲以上作りました。(※つまり一曲30万円程度) |
佐村河内さんの主張 | 彼が納得した金額は1曲300万円でした。値段を釣り上げてきたのは新垣さんです。 |
と主に
1.佐村河内さんの聴覚障害の度合い
2.作曲における仕事の割合
3.報酬の値
が争点になっており、
佐村河内さんが「新垣さんの記事は虚偽である」として名誉棄損の訴えを起こす意思を
表明したことが更に問題を大きくしている。
新垣さんは虚偽の告白はしていない!
今回新垣さんが『週刊文集』にて、
佐村河内さんのゴーストライターをしていた事実を
公表したのは、フィギュアスケートの高橋大輔さん(関大大学院)がショートプログラム(SP)で
「ヴァイオリンのためのソナチネ」を使用することを知ったからだといいいます。。
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この曲は、佐村河内さんが作曲したとされていましたが、
実際は新垣さんが作曲したものであり、
偽りの作曲者名のままパフォーマンスをしてしまうのは
いけないことだと思ったそうです。
新垣さんは、佐村河内さんのゴーストライターをしていたことを認め、
「演奏者やCDを買っていただいた方には
申し訳なく思う。」と語っている。
作曲家である笠松泰洋さんは、
新垣さんについてこう述べています。
本当に音楽一筋、しかも、とても純粋で、お金や地位ということを求めないタイプのいい人である。
(引用:笠松泰洋の作曲家日記:新垣隆くんのこと)
また、ピアニストの西澤健一さんはこう語っています。
新垣さんを僕も存じ上げている。
「はじめまして」と挨拶を交わすだけで、
およそ人としてもっとも温和、もっとも善良、謙虚、底なしの無欲で、
しかもすさまじい才能の持ち主である作曲家であることが即座に分かる稀有な方だ。
-(中略)-
およそ彼とほんの少しでも関わった人のなかで、彼のことを嫌いな人なんか、ひとりもいない。
(引用:西澤健一の「音楽に食われる」:温度差)
同業者である音楽家さんに愛されている新垣さんが虚偽の告白なんてするのでしょうか?
最初は共作のような形で協力していたのに、
だんだんと話が大きくなり、
関係者も巻き込んでいたため、
断るに断れない状況になったのでしょう。
我慢に我慢を重ねていたが、
佐村河内さんが耳が聞こえないというパフォーマンスをするようになって
世間を欺いているという思いが強くなり、
良心の呵責に苦しんだ結果の告白だと筆者は思います。
新垣さんは桐朋学園大学音楽学部作曲専攻の非常勤講師でもありました。
解雇を自ら申し出たそうです。
『change.jp(http://www.change.org/)』では桐明学園大学へ新垣さんの寛大な対処を求める署名を募っています。
すでに1万9千人弱の署名が集まっており、
どれだけ新垣さんが生徒や音楽家さんに愛されているかがわかります。
以下は同サイト内から抜粋。
<竹内 篤志さん>
大学で3年間、新垣先生に和声学を習い、この春卒業する予定の者です。
今回の騒動を受け、新垣先生のために何か出来ることはないか考えていたところに、
当サイトを見つけ、賛同するに至りました。
彼ほど音楽にも人間にも真摯で実直で慈愛に満ちた人間はいません。
事態が事態だけに何らかの処分は避けられないかもしれませんが、
彼を桐朋学園大学から、日本のクラシック業界から追放することは我々にとって大きな損失です。
処分次第では学生レベルから何らかのアクションがあるでしょう。
彼の人望と才能を踏まえ、寛大な措置を切に願います。<松井 紗智子さん>
私は交響曲第一番HIROSHIMAと呼ばれていた時に、全楽章を演奏させていただきました。
あのような素晴らしい曲を作れる偉大な作曲家を、
学校が解雇するという事は、学校自らが宝を捨てるという事です。
そのような事、日本一の桐朋がすべきですか?<高瀬 まなみさん>
娘が新垣先生の授業を受けておりました。
本当に、真面目で謙虚で、音楽を愛する素晴らしい先生だと信頼しておりました。
新垣先生もある意味で被害者なのではないでしょうか?
先生の指導者としての道を絶つことは、日本の音楽の未来にも、大きな影響を及ぼすと思います。
ぜひ、取り消しをお願いいたします。(引用:新垣先生に寛大な対処をお願いします)
新垣さんは教え子さんにも愛されているんですね。
早くこの争いに決着が着き、新垣さんに平穏な時間が戻ることを祈っています。
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