こんにちは。
先日「ベビーシッター」による悲惨な事件がありましたよね。
その事件はどういったものだったのでしょう?
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事件の概要
簡単に説明すると、
2014年3月に、20代の女性が2歳と8か月のお子さんをベビーシッターに預けました。
すると迎えの時間になってもベビーシッターと連絡が取れず、女性は警察に通報。
現場を訪れた警察が2歳のお子さんが亡くなっているのを発見したのです。
今回の事件を受けて「ベビーシッター」という仕事が
注目を浴びています。
どうしてこんな痛ましい事件が起こってしまったのでしょうか。
「ベビーシッター」ってそもそもどんな仕事なのでしょう。
あまり馴染みがないですよね。
今日はそのベビーシッターのお仕事の実態と現在の問題についてお話ししようと思います。
ベビーシッターって?
「ベビーシッター」とは、育児を代行する人のこと。
仕事の依頼主は主に仕事や親の介護などで子供の世話をする時間がない女性です。
ベビーシッターになるための特別な資格はなく、
誰でも簡単にシッターとしての仕事を請け負うことが出来ます。
資格が要らないなんて驚きですね。
ところで、
ベビーシッターの時給や料金はどれくらいか気になりませんか?
ベビーシッターは主にマンツーマンで、
依頼主の自宅が主に保育場所になるのですが、
最近ではベビーシッター宅や、
その他依頼主が希望した場所で保育するケースが増えています。
そして、
東京都の時給相場は900円〜1300円程度。
全国的にそこまでばらつきがないようで1000円前後が主な時給です。
依頼主が実際に支払う相場は、この時給+αで
大体1600円〜2500円程度のようです。
ベビーシッターを依頼するときに利用した企業や団体等で
手数料や年会費等の諸経費の金額によって前後します。
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ベビーシッター仲介サイト
ベビーシッターってどこで探すのか疑問に感じている人がたくさんいらっしゃるはずです。
アメリカなどでは知り合いの高校生や大学生にシッターを頼んでいることが
多いですし、割とバイトとしてベビーシッターはメジャーな部類に入ります。
けれど日本で「週末ベビーシッターのバイトだわ。」と言っている
女子高生(男子高生)なんてみたことないですよね。
親戚の子供を預かった経験がある方は多いでしょうが、お金をもらって保育するという仕事があるなんて
あまり想像できませんね。
それでは、子供を預けたい女性はどうやってベビーシッターを探しているのでしょう?
実は主にインターネットを使って探しているんです。
インターネット上には「ベビーシッター仲介サイト」と呼ばれるサイトがあります。
サイトはベビーシッター仲介を専門にした企業や団体が運営していることが多いです。
このサイトでは、ベビーシッターと依頼主の希望を提示し、
お互いの条件が合えばシッターを請け負う、料金を払うといったことを仲介しています。
ベビーシッター側は自分の希望する料金や、
自分のアピールポイント(たとえば保育経験が有るとか、夜遅くまで保育できるなど)
を記載します。
それをベビーシッターを頼みたい依頼主が検索し、
希望の条件に合ったベビーシッターを見つけて、連絡を取るといった形です。
連絡の際は面接を通して行う企業もあれば、電話やメールだけでの連絡で
契約を結べると謳ったサイトもあります。
ベビーシッター仲介の問題点
ベビーシッター仲介サイトはたしかに便利です。
最近は、共働きであったり親の介護などで子供の面倒をみる時間がない
親が増えています。
そのため、ベビーシッターの需要はとても増えていますし、
サイトを利用すれば「用事が出来たので明日から預かってほしい!」
といった急な場合でもすぐにベビーシッターが見つかります。
しかし、こういったサイトを利用する際にリスクは伴います。
先ほども述べたとおり、ベビーシッターには特別な資格は必要ないために
保育経験が全くのゼロの素人でもベビーシッターとして仕事が出来ます。
「保育士の資格を持っている」とサイト上では記載していても、
それを証明する手段はありませんし、
本人の身分証明を行っていないサイトでは偽名で登録することも可能なのです。
実は今回の事件ではこういったサイトを通して
ベビーシッターを雇い、しかもそのベビーシッターは偽名で
サイトに登録していたとか。
いかにそのサイトがずさんな経営をしていたかがうかがい知れますね。
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国も把握しきれていない現状、そして対策
ベビーシッター仲介をするサイトを運営するにも
特に資格や行政機関の認可はいりません。
そのため、国もベビーシッター業界の現状を把握し切れていません。
把握しきれていない理由としては、
資格や認可が必要ないこと以外に、ベビーシッターの需要が
急激に増えているということも挙げられます。
なぜこんなにベビーシッターが増えているかというと、
保育所に預けたくても預けられない子供(いわゆる待機児童)が非常にたくさんいるからです。
全国で2万人以上の待機児童が居るのですが、国はなんとか対策を練ろうとしています。
東京都は2014年の補正予算案で、
保育所の待機児童解消のために、株式会社やNPO法人の保育制度参入促進の支援策として
9億円を計上しています。
また、来年2015年にはベビーシッターを派遣する業務を行う企業に対して
認可を義務付けるという案も実行される予定です。
厚生労働省がベビーシッターを利用する際の注意点を公開しました。
すごく当たり前のことですが、
なかなかそれができていない現状もありますが、
再確認のためにも一度目をとおされた方がよさそうです。
厚生労働省ホームページ
各地に波紋はひろがっています
ベビーシッターって、自治体主導で地域内での免許制度とか仕組み作ったらどうにかならないのかな。お年寄りとか生き甲斐にもなるだろうし。月に1回、シッターさんたちと親御さんたちの懇談会とかもやれば不安も減るのではと。この企画、誰に出せば良いんだ。
— 相沢直 (@aizawaaa) 2014, 3月 20
"「悪質な無認可一時預かり保育業者が怖い」ではなくて、 「ベビーシッターが怖い」 「子供を長期間預けた母親が怖い」 などとミスリードされている印象。 行き着く先は「子供を産むのが怖い」かもしれませんね。" http://t.co/lQveMzlhVx
— デリ ヘル美 (deli hellme) (@deli_hell_me) 2014, 3月 20
いろんな事件があるんだなぁ。ベビーシッター事件。働かなきゃあいけない若いママ達、田舎も、街も爺婆がいっぱいなんだから少し手助できるなにかをたちあげたらね。いいか、いいのにね、
— グランママ (@3flowermama) 2014, 3月 20
信頼できるベビーシッターを見つけることが母親の使命
信頼できるベビーシッターサイトでベビーシッター探したい母親が気を付けるポイントは?
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まとめ
ベビーシッター制度は保育所に比べて柔軟に保育を行えるという点で
かなり注目を集めています。
安心してベビーシッターを雇えるように、
ベビーシッター側のプロフィールの証明や
面接等の実施など安全性について改善が必要のようです。
利用する側も安易にベビーシッターを信用するのではなく、
虚偽の申告をしていないか、連絡先は本物かという姿勢で
仕事を頼んだほうが良いかもしれません。
もちろん、すべてのベビーシッターが悪意を持っているわけではなく
むしろ責任力が強い方もいらっしゃいます。
そんな方がよりよい仕事を請け負えるように支援するのも
ベビーシッター企業の義務だと言えます。
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