ブラジルW杯・日本代表敗戦の理由は?大久保嘉人は本当に戦犯?

ブラジルW杯・日本代表敗戦の理由は?大久保嘉人は本当に戦犯?

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2014、ブラジルW杯で残念ながら日本代表は予選グループで1勝もできずに敗退しましたが、
その戦犯として大久保嘉人選手の名前が挙がっているとか…

果たして本当に大久保選手が戦犯なのか?
そもそもなぜ日本代表は負けてしまったのか?

本記事ではその真相を探っていきます。

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ザッケローニ監督のプロフィール

生年月日 1953年4月1日(61歳)
出生地 フォルリ=チェゼーナ県 メルドラ(イタリア)
身長 170cm
監督経歴 インテル・ラツィオ・ユヴェントスなどのセリアA各クラブ、日本代表
主な実績 セリアA優勝(ACミラン:1998-1999シーズン)
来歴 地元メルドラでサッカー選手だったものの体調面の理由から20歳という若さで現役引退し、その後、サッカーの情熱を捨てきれず、指導者としての道を目指す。ACミランの監督就任時には就任初年度にセリアA優勝をもたらすなど指導猟区の高さは折り紙済みの名監督として、南アW杯終了後日本代表監督に就任。ブラジルW杯終了後監督辞任。

2014ブラジルW杯日本代表敗退…

現在、世界中で注目されている2014ブラジルワールドカップで、
日本は残念ながらグループリーグで敗退し、
代表選手たちも日本に帰国しましたね。

ザッケローニ監督も監督を辞められ、
日本にとってのブラジルW杯は終わったのだと痛感させられます。

さて、そんな日本のW杯ですが、
結果だけ見れば、2敗1分けと一つも勝利することが出来ず
非常に残念な結果となってしまいました。

初戦のコートジボワール戦から日本らしさが出ず、
そんな日本のプレイにいかりや疑問をもっている方もいますし、
一生懸命戦ってくれたと讃えてくれたサポーターもいらっしゃるようで、
まさに賛否両論ですね。

まぁいずれにしても、
日本にとってのブラジルW敗はこれで完結であり、
次は4年後のロシアへと続いていくわけです。

非常に寂しいですが、これが勝負の世界ですし、
結果をしっかり受け止めて次に生かしてほしいものですね。

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考察・日本がブラジルW杯で敗れた最大の理由は?

日本代表が今回のワールドカップで敗れた理由はいくつか考えられ、
1対1が弱い・決定力が低い・しっかり守備ができていないなど、
いろいろメディアで取り上げられていますが、
私はそんなことが原因ではないと考えています。

確かに、メディアで取り上げられているような要因が少なからずあったことは事実です。

コートジボワールのドログバ選手の様にたった一人で
状況を打開し逆転できるようなポテンシャルの持ち主が日本代表にいないことも、
ギリシャの様にどんな状況でも失点しない守備力を
日本代表が兼ね備えていないのも明白な事実です。

しかしそれは、これまで多岐にわたり言われ続けてきたことで、
それだけが根本的な問題というのであれば、
日本代表はフランスワールドカップ出場以来、
何一つ成長していないと言わざるを得なくなります。

でも実際はどうでしょうか?

紆余曲折しながらもしっかり成長し、
他国からも研究されるようになっているのですから、
そこだけが問題というのは非常にナンセンスな話です。

では、具体的にどの部分が日本敗戦の大きな要因なのでしょうか?

私は、ひとえにこれまでの4年間の集大成を
初戦から通じて3戦全てにおいて完全に見せることが
出来なかったためであると考えています。

極端に悪く言えば、
戦う気持ちが全くなかったと言うべきかもしれません。

これはFC岐阜の監督であるラモス瑠偉さんも話していたことですが、
これまで4年間日本代表が掲げてきた攻撃的サッカーが何一つ出せず、
ブラジルW杯では魂を感じることが出来ませんでした。

▼ブラジルW杯の日本代表に怒り心頭のラモス瑠偉さん
ブラジルW杯・日本代表敗戦の理由は?大久保嘉人は本当に戦犯?
なぜ彼らは戦う魂を何一つ見せることが出来なかったのでしょうか?

実は、コートジボワール戦では、
手堅く戦うために若干引き気味にプレイするように
ザッケローニ監督から指示が出ていたため、
忠実に守ろうとした日本代表は、
いつもの攻撃的なパスサッカーを展開できず、
1−2と逆転され敗れてしまったのです。

また、ギリシャ戦に関しても、
ロングボールを多用するように指示があったらしく、
どうしても単調な攻めになってしまったという話を耳にします。

どこまでが本当のことなのか定かでない部分もありますが、
いずれにしても何らかの支持があり、
まじめに聞きすぎてこのような結果を招いてしまったのです。

これでは勝てる試合も勝てませんよね。

日本代表は操り人形ではありません。

確かに規律を守るために監督の指示を聞く必要はありますが、
良い意味で時に指示を無視して血気盛んに攻め入ることも必要ですし、
そのような行動を取り結果を出した場合は、
ザッケローニ監督も怒ることはないでしょう。

真面目すぎて何もやらないというのは、
戦う意志がないのと同じです。

本田選手のようにビッグマウスを叩くくらいなら、
大久保選手のように多少指示を無視してでも
前向きに日本のサッカーを貫く姿勢を見せて
欲しかったというのが率直なところです。

また、本来、一人がシュートを打つだけで終わりではなく、
シュートを打っている間も他の選手が
ゴール前に詰めていきこぼれ球を押し込むのが日本の良さなのに、
それが無く、逆に守備に関しても一人かわされた直後に、
二人目・三人目とボールを奪いに行く姿勢を感じることが
殆どできなかったのも敗戦の大きな理由と言っていいでしょう。

元ブラジル代表ドゥンガさんや、
元日本代表監督フィリップ・トルシエさんも
『集中力が足りない』とおっしゃっていました。

実際に、随所でボールウォッチャーになってしまう
シーンが見られたことを考えると、
率直にその通りですし、そもそも集中力云々と言う前に、
日本代表に取ってW杯は、ただのお祭りで、
本気でワールドカップ優勝を目指していたのではないのかとすら思います。

本気でワールドカップに出たいと熱狂的になっている国はたくさんあります。

お祭り気分なら二度とワールドカップに出てほしくありませんし、
出場する以上本気で魂を込めて戦ってほしいものです。

4年後は、死に物狂いで戦えるメンバーのみ
起用してほしいというのが私なりの辛口評価です。

大久保嘉人選手は戦犯なのか?

何故か、日本代表が今回のブラジルW杯で敗れた戦犯として
大久保嘉人選手の名前が上がっているようです。

正直、なぜ彼が戦犯扱いされなければいけないのか
全くもって理解不能です。

おそらく、ギリシャ戦の決定機を外したためにそのように言われていたと思いますが、
そもそも、コートジボワール戦から戦い方を間違えていたわけですし、
その中で何とか打開しようと、
半ばザッケローニ監督の指示を無視してまで
血気盛んに戦う姿勢を見せようとした彼は、
戦犯どころか救世主になりうる存在だったと思います。

大久保嘉人選手が精神病だった!?燃え尽き症候群とはいったい?
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敗戦した日本代表、齋藤学選手見たかったという声が結構多い!
2014ワールドカップ日本代表勝つ為の注目選手は、齋藤学選手だ!!

▼問題視されている大久保選手が外したギリシャ戦の決定機映像
【日本vsギリシャ】大久保嘉人 決定的なクロスからのボレーが・・・動画

まぁ結果は出せず、救世主にはなれませんでしたが、
私としてはまじめ過ぎて攻撃の軸として機能しなかった
香川選手・本田選手の方が深刻だったと思いますよ。

もちろん、人によって意見が異なるのは当然ですし、
大久保選手を叩きたくなる気持ちも分からなくはありませんが、
今回に限ってみれば、誰かが戦犯というわけではなく、
日本代表そのものが戦犯なのです。

全体的に戦う姿勢を見せられなかったという点では
ドイツW杯以上の酷さとも言えるでしょう。

日本代表には、その事をしっかり胸に刻んで、
今後のサッカーに生かしていただきたいと強く感じる次第です。

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